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製造業のおすすめ展示会8選!展示会ごとの特徴を知ろう

展示会は最新の製品や技術の情報収集、新規のビジネスパートナーを見つけられる場所です。本記事では製造業に特化した展示会の中から、おすすめの展示会を8つご紹介します。それぞれの主催者ごとの特色を把握し、自社のニーズに合った展示会を選ぶための参考にしてください。

製造業における展示会の選び方

世の中には製造業に特化した展示会が数多く存在します。製造業系の展示会に行きたい・出展したいと考えた際、どのような基準で選べば良いのでしょうか。

主催者(運営元)ごとに特色が異なる

展示会には、必ずその展示会を運営している主催者、あるいは運営元が存在します。主催者によって、出展する企業や会場規模には大きな差が生まれます。

・民間企業が主催

展示会の開催を専門にしている民間企業が主催になっている場合は、新しい潜在顧客への出会いや営業活動が最もしやすい展示会と言えるでしょう。会場は数千人が収容できる大規模会場が多く、時には総入場者数が数万人に膨れることもあります。出展する場合はしっかりと事前準備を整えて、戦略を立てて参加しましょう。

・公的な機関が主催

官公庁、あるいは業界団体が主催しています。民間企業が主催する場合と比べて商業的な意味合いは薄い場合が多く、参加費用もそのぶん抑えめなケースが多いでしょう。

・そのほかの団体が主催

他にも、シンクタンクや独自の団体が主催する場合もあります。たとえば、特定の業界団体が主催する展示会の場合、会場規模や出展費用は抑えめで出展数も多くはありません。主催者となっている運営元の実績や、過去に出展した企業の実績をよく確認しておきましょう。

興味のある業界・団体を選ぶ

ひとくちに「製造業系の展示会」といっても、IT系なのか鉄鋼系なのか、日本だけなのか世界の企業も含まれているかなど、選ぶ基準は数多くあります。

とくに製造業においては、自社の製品と近しい業界・団体を選ぶことが基本になります。展示会は美術品を閲覧するような「展覧会」とは違い、最新の情報が得られ、潜在顧客へのリーチができ、数多くの人と連絡先を直接交換できる営業活動の場でもあるため、自社の製品に見合った展示会でなければただ見学をしに行くだけになってしまうでしょう。

また、将来事業展開したい業界の展示会に行くことで、新たな自社製品のヒントになったり、違う業界とのつながりが生まれたりします。

展示会に出展するメリット

展示会においては、会場に足を運ぶだけでもメリットがあります。しかし、展示会は自社が出展する場合も大きなメリットになります。

自社の製品を効果的にアピールできる

展示会に出展するということは、自社の製品を実際に見てもらえる機会になります。自社独自の技術や知識も、技術者を常駐させることでより効果的にアピールが可能です。

どれほど素晴らしい製品であったとしても、その素晴らしさが顧客に伝わらないと購買にはつながりません。オフラインで潜在顧客に直接アピールできる展示会だからこそ、その場で質疑応答ができたり、知名度を着実に増やしていけたりとさまざまなメリットがあるのです。

出展自体が会社の実績になる

展示会に出展すること自体が、自社の実績につながる側面もあります。規模の大きい展示会や、有名な主催者が運営する展示会に参加すれば、会社としての信用度を上げることにもつながります。

展示会に出展する際には、主催者に申し込みを行い、展示会ブースの内容を決め、製品を搬入し、ブースに常駐させる人員を確保させなければなりません。

費用も手間も時間もかかりますが、自社の知名度をあげたり新たな顧客を発掘したりと、出展しなければ得られないものも豊富にあるのです。

展示会に出展する際の効果を高める方法

実際に展示会に出展する際には、製品を持ち込んで技術をアピールするだけでも十分な宣伝になりますが、せっかく出展するなら最大限の効果を狙いたいもの。そこで、出展の効果をさらに高める方法について紹介します。

動画やデモンストレーション

製造業における製品とは、人の手が生み出す技術と知識の結晶です。展示会でデモンストレーションを行えば、自社の技術の高さや製品の信頼度の高さなどをその場で見られます。

製品や機械のサイズが大きいなど、そもそも会場でデモンストレーションができない場合は、事前に製品にまつわる動画を作成しておきましょう。繰り返し動画を再生し続ければ、来場者の興味を引き出して足を止めてくれるきっかけにもなります。

また、現地には技術者を常駐させておくことをおすすめします。その場で専門的な質問が飛んできてもすぐに返答できないようでは、相手からの信頼は勝ち得ません。細かいところまで詳しい説明ができれば、納得感と安心感を与えられるため、商談の話にも進みやすくなるでしょう。

WEBによる開催前・開催後のPR活動

展示会での効果を高めるためには、出展する前の事前準備が非常に重要です。とくに最近では、WEBを使った告知があれば、広い範囲で出展を知ってもらうことができます。また、事前告知に絡めた自社の広報活動にも利用できます。

WEBでのPR活動には、LPやメルマガ、自社サイトのブログやプレスリリースなどがあります。いずれも出展準備で忙しい最中、告知まで行うことはなかなか難しい作業です。WEB広告が得意な制作会社に依頼することで、限られた準備期間の中でもハイクオリティなPR活動を行うことができます。

また、開催後にも展示会に参加したレポートを実績として自社サイト内にアップすれば、顧客との商談のきっかけや信頼性の獲得に大いに貢献するでしょう。

おすすめの製造業系展示会8選とその特徴

製造業系の展示会、おすすめの8会場をご紹介します。展示会ごとに特徴やテーマがありますので、行きたい展示会を見つける参考にしてください。

1.日本ものづくりワールド

日本ものづくりワールドでは、設計・製造ソリューション展、機械要素技術展、ヘルスケア・医療機器開発展、工場設備・備品展、ものづくりAI/IoT展、次世代3Dプリンタ展、航空・宇宙機器開発展、計測・検査・センサ展、製造業DX展、ものづくりODM/EMS展の10の専門展で構成されています。

ITや部品、設備や装置などを扱う企業が世界から訪れ、設計や開発、情報システム部門などの担当者と活発に商談が行われています。

・主催:RX Japan株式会社

・会場:東京・関西・名古屋・九州

・日程:2024年6月19日(水)〜21日(金)(東京ビッグサイト)

    2023年10月4日(水)〜6日(金)(インテックス大阪)

    2023年11月29日(水)〜12月1日(金)(マリンメッセ福岡)

    2024年4月10日(水)〜12日(金)(ポートメッセなごや)

    ※会場・日程は2023年8月時点の情報です。

・リンク:日本ものづくりワールド

2.インターネプコン・ジャパン

「アジアで最大級」を誇る、エレクトロニクスの開発・実装に関わる展示会です。年に3回展示会が行われるほか、オンラインカンファレンスである「beyond」も開催しているため、遠方からも気軽に参加できます。

世界最先端のエレクトロニクス機器の電子部品・材料や製造・実装・検査装置が出展されています。

・主催:RX Japan株式会社

・会場:東京、名古屋、他オンラインあり

・日程:2023年9月13日(水)〜15日(金)(幕張メッセ)

    2023年10月25日(水)〜27日(金)(ポートメッセなごや)

    2023年12月5日(火)〜8日(金)(オンラインで開催)

    2024年1月24日(水)〜26日(金)(東京ビッグサイト)

    ※会場・日程は2023年8月時点の情報です。

・リンク:インターネプコン・ジャパン

3.国際ロボット展

国際ロボット展は、1974年に初開催されました。隔年で開催され、2023年の開催で25回目になります。近年では「世界最大規模のロボット展」として国内外から注目されている展示会です。

最先端のロボットが展示され、AIやICR、要素技術などのロボットにまつわる高度な技術が展示されます。

・主催:一般社団法人 日本ロボット工業会、 日刊工業新聞社

・会場:東京、オンライン

・日程:2023年11月29日(水)〜12月2日(土)(東京ビッグサイト)

    2023年11月22日(水)〜12月15日(金)(オンライン)

    ※会場・日程は2023年8月時点の情報です。

・リンク:国際ロボット展

4.メカトロテックジャパン

1987年に名古屋市で始まった工作機械見本市です。西暦奇数年の秋に、ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)で開催されます。奇数年の工作機械展としては、国内最大規模です。

工作機械や板金加工機の展示、3Dプリンターやマイクロマシン、産業用ロボット、関連ソフトウェアなど、工作機械に関連するものであればありとあらゆるものが揃っています。

・主催:株式会社ニュースダイジェスト社

・共催:愛知県機械工具商業協同組合

・会場:名古屋

・日程:2023年10月18日(水)〜21日(土)(ポートメッセなごや)

    ※会場・日程は2023年8月時点の情報です。

・リンク:メカトロテックジャパン

5.ものづくりパートナーフォーラム

日経ものづくりが主催する、「異能のものづくり技術のエキスパートとエンジニアのコミュニケーションの場」として、さまざまな技術や開発のヒントになる展示を行っています。

製品の差別化を生み出す素材や加飾技術、加工技術や開発支援など、開発から生産までの新たなイノベーションを生み出すためのフォーラムが開催されています。

・主催:日経ものづくり

・会場:東京、大阪

・日程:2023年9月8日(金)(大阪)

    2023年11月15日(水)〜16日(木)(東京)

    ※会場・日程は2023年8月時点の情報です。

・リンク:ものづくりパートナーフォーラム

6.TECHNO-FRONTIER

「TECHNO-FRONTIER」は、国内で唯一、モータ技術を中心にしたアジア最大級の生産技術の総合展示会です。モーションエンジニアリングおよびメカトロニクス制御、電源システム、EMC対策、熱対策を組み込んだアクチュエーション、パワーエレクトロニクスの要素技術、スマートDX、カーボンニュートラルなどを展示しています。

リアル展示会とオンライン展示会を開催しているため、遠方からも参加しやすくなっています。2023年は、7月26日(水)〜28日(金)(東京ビッグサイト)、8月1日(火)〜25日(金)(オンライン)で開催されました。

・主催:⼀般社団法人 日本能率協会 

・会場:東京、オンライン

・日程:2024年7月24日(水)〜26日(金)(東京ビッグサイト)

    2024年8月1日(木)〜30日(金)(オンライン)

    ※会場・日程は2023年8月時点の情報です。

・リンク:TECHNO-FRONTIER

7.JECA FAIR

国内最大級の電気設備総合展示会です。電気設備に関わる資機材、工具、計測器、ソフトウェア、システムなどの最新の製品が紹介されているほか、施工技術や施工実績、アカデミックの紹介、電気設備業界の魅力などを伝えるイベントなどを発信しています。

2023年は5月24日(水)〜26日(金)の3日間開催され、来場者総数は80,687人と、非常に数多くの来場者が訪れました。

・主催:一般社団法人 日本電設工業協会

・会場:東京

・日程:2024年5月29日(水)〜31日(金)(東京ビッグサイト)

    ※会場・日程は2023年8月時点の情報です。

・リンク:JECA FAIR

8.IIFES

IIFES(アイアイフェス)は「Innovative Industry Fair for E x E Solutions(イノベーティブ インダストリー フェア フォー イー バイ イー ソリューションズ)」の略で、電気・計測産業を主とする業界の最先端技術や情報が集まる、オートメーションと計測の先端技術総合展です。

隔年で開催されており、前回は2022年に開催されました。リアル展とオンライン展があるため、遠方でも気兼ねなく参加できます。

・主催:一般社団法人 日本電機工業会(JEMA)

    一般社団法人 日本電気制御機器工業会(NECA)

    一般社団法人 日本電気計測器工業会(JEMIMA)

・会場:東京

・日程:2024年1月31日(水)〜2月2日(金)(東京ビッグサイト)

    2024年1月31日(水)〜2月16日(金)(オンライン)

    ※会場・日程は2023年8月時点の情報です。

・リンク:IIFES

まとめ

製造業の展示会について、会場の選び方から参加する際に効果を最大限高める方法、おすすめの展示会を8会場ご紹介しました。

展示会は、来場者として参加するだけでも最新の技術や情報を得られる重要な場所です。さらには、製造業の展示会は商談会としての側面も大きく、新たな顧客や取引先が見つかるかもしれません。

展示会に出展する際には、主催者ごと・業界団体ごとの特色をしっかりと把握し、事前・事後のWEBによるPR活動を行うことで参加の効果を最大限に引き上げることができます。

もし展示会に出展する際、WEB広告に悩んだら、ピースまでお気軽にご相談ください。

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