渋谷をどう見るか。韓国芸術大学生とのグラフィック課題を通じた交流
先日、ピースに在籍する韓国出身デザイナーの知人である、韓国の芸術大学に勤務されている教授1名と学生6名の皆さまが、
2日間にわたり表敬訪問に来てくださいました。
ピースからはデザイナー4名が参加し、そのうち2名は韓国出身デザイナー。
国境を越えた、デザインを軸とした交流の機会となりました。
1日目:会社案内とデザイン課題
初日は、ピースの会社案内および事業紹介を実施しました。
プレゼンテーション資料は韓国語版を用意し、同時通訳を行いながら進行。理念やこれまでの実績について、じっくりとお話しさせていただきました。
学生の皆さんはとても友好的で、
中には日本語で挨拶をしてくれる場面もあり、終始和やかな雰囲気の中で会は進みました。
会の最後には、学生の皆さんへひとつの課題を出題。
「文字を使わずに【渋谷】を表現するグラフィックを制作する」
「渋谷」という情報量の多い街を、文字に頼らずビジュアルだけで表現することは、
意味を削ぎ落としながらも本質を残す、高い編集力が求められる課題です。
限られた条件の中で、どのような視点や表現が生まれるのか。
翌日の発表を楽しみに、1日目を終えました。
2日目:品評会とデザイン交流
2日目は、まず一緒にランチへ。食事をしながら自己紹介を行い、今学んでいる専門分野の話や、日本を訪れて感じた文化の違いなど、さまざまな話題で交流しました。
その後、本社に戻り、前日に出題した課題の作品発表・品評会を行いました。
学生の皆さんには、
* 実際に渋谷の街を歩いて感じたこと
* そこから抽出したイメージや違和感、魅力
* それらをどのようにグラフィックへ落とし込んだか
を、作品とともにプレゼンテーションしてもらいました。
どの作品も、1日で制作したとは思えない完成度で、
渋谷のスクランブル交差点に着目したもの、
渋谷で体験したグルメを切り口にしたもの、
さらには自分の住んでいる街と比較する視点の作品など、
いずれも着眼点が鋭く、「外から見た渋谷」だからこそ生まれる表現に、多くの刺激を受けました。
また今回は、ピースからもデザイナー1名が作品を制作し、発表。
学生の皆さんと同じ課題に向き合うことで、互いにフラットな立場で意見交換を行うことができました。
交流を通じて
学生の皆さんの作品や感性に触れ、
言語や文化の違いを超えて「デザインで考え、伝える」という共通点を改めて実感する、
非常に良い経験となりました。
今回の訪問が、学生の皆さんにとっても、ピースにとっても、
今後の創作や学びにつながる時間になっていれば幸いです。