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Life is Peacefull vol.10

共に働くメンバーの「価値観」や「多様性」を尊重し、理解し合う、認め合う会社でありたい。
そのために、仕事での関わりだけでなく、一人一人が大切にしているプライベートの暮らし、
「モノ」「コト」「ジカン」についてもお互いにシェアしていこう。
そんな想いではじまったプロジェクト『Life is Peacefull』
vol.10は、ピースのあらゆる撮影を一手に担う達富の日常を聞きました。
(文章:大類瑞穂 / 写真:玉浦良則 / 編集:藤田佐知子)

切磋琢磨し、手探りでスキルを身に付ける

大阪で生まれ、生後半年からは埼玉で育ったという達富さん。
父親が電子機器を好きでパソコンやゲームが身近な環境だったこともあり、技術系の高校へ進学し、情報技術科でプログラミングなどを学びます。
高校生の頃から、趣味で自分のウェブサイトや好きなアーティストの ファンサイト、CGや音楽などを制作していたそうです。

「情報技術科はパソコンを使うため、ウェブ制作やイラスト制作などができる人が多く、私も影響を受けて友達と切磋琢磨しながら制作していました。
当時ウェブは黎明期だったので、今みたいにウェブデザイナー講座とかはなくて、
みんなが手探りで学んでノウハウを シェアしていた時代でしたね。そういうのを見ながら勉強しました。」

高校卒業後は、ポストプロダクション、フリーター、ホスト、ITベンチャー、WEB制作会社、フリーランス、建設業など、多様な仕事を経験します。

屋上から見える夜景の変化

達富さんは30歳のときに埼玉から東京へと引っ越します。
現在住んでいる家は、家賃が安く、眺めも良く、会社へのアクセスも良いため気に入っており、かれこれ12年ほど住んでいるそうです。
初めは弟とルームシェアをしていましたが、現在はパートナーと2人で住んでいます。
特徴的なのは、屋上スペース。
達富家だけが使える屋上があるため、皆既日食を観察したりバーベキューをしたりテントを張って過ごしたりと、有効的に活用しています。

「天気の良い日は屋上に行って街並みを眺めることもあります。最近は昔ほど夜景がきれいじゃなくなりました。
テレワークや労働改革が進んでビルの明かりが消え、だいぶ暗くなったんだよね。
でも、それは良いことだと思います。美しい夜景の裏側には長時間労働の犠牲があるということなので。」

屋上へと続く階段

在宅感のないプロ仕様のワークスペース

「集めすぎて妻からは白い目で見られてしまうのですが…」と話す達富さんのワークスペースは、
様々な機材が並び、在宅とは思えないほど充実した環境です。
デスクの上には、ダイナミックな3面モニターを配置しています。

「映像制作では、映像編集、3D CG、音声編集など、ジャンルの違うソフトを並行して使うことがあるのですが、
3面モニターだといちいち切り替えなくても作業できるので効率が良いです。
ただ、最近はモニターが大きすぎて首が疲れるということに気付いて、2面しか使っていません。」

特にこだわっているのは、ゲーミングチェアとゲーミングデスク。ゲーミングデスクには足置きがあり、長時間作業するのに向いています。
また、腱鞘炎になりやすいという達富さんですが、トラックボールは手首を動かさなくてもマウスカーソルを動かせるため、腕が楽になったそうです。

作業環境が整っているワークスペース。

ドローンやカメラ。撮影内容によって使い分けている。

3面モニターをフル活用してゲームをする達富さん。

毎日の習慣

ピースにはコーヒー好きのメンバーが多く、達富さんもそのうちの一人。
毎朝コーヒーを飲み、シャキッとした状態で仕事をスタートします。
コーヒー豆を挽くだけではなく、最近では生豆を購入し、自らローストもしているそうです。

「そこまでこだわりがあるかというとそうでもないんですけど、
コーヒーって、ワインみたいなテイスティングの専門用語がたくさんあるので、そういうのが興味深いですね。
豆本来の旨味が感じられるので、酸味のあるフルーティーな感じの浅煎りの豆が好きです。」

コーヒー以外にも達富さんは日々の習慣として、毎日鏡を見るのと同じように、スマホで聖書を読むことを心がけていると言います。
世界中の人たちが自分たちの言語で読める、まさに人類のバイブル。
達富さんにとって、日々気付きを与えてくれる人生の教科書のような存在です。

お気に入りのコーヒー豆でコーヒーを淹れる。

主にスマホを使っているが、本でもたまに読む。

人生で一度はムキムキになりたい

建設の仕事をしていた頃に始め、今ではすっかり趣味になったという筋トレ。
人生で一度は服が着られないくらいムキムキになってみたいという野望を持つ達富さんは、区営ジムに通ってトレーニングをしています。

「筋肉痛が気持ちいいです。身体を動かすと血行が良くなり快調です。メンタル面でも爽やかな感じになるかな。
在宅でずっとデスクワークをしていて鬱々としてきたときは、おもむろに腕立て伏せをすると爽快でストレス解消になります。」

自宅にはダンベルや腹筋ローラーなどの筋トレグッズが常備されています。
婚約中に達富さんはパートナーに腹筋ローラーをプレゼントしましたが、パッケージには「君も男らしくなろう!」というコピーが。
どうやらパートナーは男らしくはなりたくなかったようで、結局その腹筋ローラーともう1台、計2台を達富さんが愛用しています。

余裕の表情でトレーニング。

ダンベルと腹筋ローラー。

自然体で話せるパートナー

達富さんとパートナーとの出会いは、共通の友人の紹介でした。
緊張して空回りすることなく、初対面でも自然体で会話することができたと言います。
そして、交際から2ヶ月で結婚を決断。達富さんに迷いはありませんでした。
自宅の一角には、結婚式で使用したウェルカムボードや新婚旅行の写真など、2人の結婚にまつわる思い出で彩られたスペースがあります。
プロポーズのエピソードについても語ってくれました。

「1輪の赤い薔薇の花托に、指輪をつけてプロポーズしました。キザな感じで。
だから赤い薔薇1輪というのは、夫婦のトレードマークみたいな感じなんです。」

休日は、パートナーとドライブをしたり買い物に行ったりと、夫婦で過ごす時間を大切にしているという達富さん。
コロナ禍に家で一緒にいる時間が増えたことで夫婦仲が良くなり、改めてコミュニケーションの重要さを実感したのだそう。

夫婦の結婚の思い出が詰まったスペース。

形として残らない経験を大切にする

モノについてはこだわりがなく、所有して満足してしまうため
あまり購入しないようにしているという達富さんでも、大切にしているモノがいくつかあります。
そのうちの1つがバカラのタンブラーグラス。
まだ20代前半の頃に清水の舞台を飛び降りる気持ちで購入したというそのグラスは、
氷を入れたときに響く音も他のグラスとは違い、優雅な気分になれると言います。

また、体験に投資をすることが多いという達富さんが自身の価値観について話します。

「旅行が好きなので、モノよりも体験にお金を使う方が多いです。
形としては残らないけど、おいしいものを食べたり、良いお酒を飲んだり、旅行先で人と知り合ったりといった経験は、
話が合う人と盛り上がれたり、夫婦で思い出話をできたりと、他の人との対話にも活きてくるんじゃないかなと思っています。」

バカラのタンブラーグラス。

等身大で平和な毎日

達富さんにとっての「幸せな暮らし方・あり方」について尋ねました。

「妻と一緒に平和に暮らすこと。背伸びしたりガツガツしたり誰かと比べたりせずに、自分の等身大の生活を送っていくこと。
それが幸せかなと思いますし、今まさにそういった生活を送れています。
パートナーは自分の分身みたいなものだから、しっかりコミュニケーションをとり、大切にすることを意識しています。」

達富さんが好きな聖書の教えに「受けるより与える方が幸せ」という言葉があるそうです。
これは、人から何かをもらうことも嬉しいけれど、人にあげる方がもっと幸せという意味だそうです。
人生では、自分が与えているようで、実は与えている以上のことを受け取っていたというようなケースも往々にしてあります。
等身大で平和な毎日を送れているのは、達富さんがいつも人に優しく、その場の雰囲気を明るくしてくれているからなのかも知れません。

達富 聖仁

Masahito Tatsutomi

ビデオグラファー/エディター/ナレーター

中学時代から趣味でCG、DTM、ウェブ制作を始める。株式会社ソニックジャムを経て約10年フリーランス業務。2013年「ぱむグループ」に加わり、2017年からピースに所属。カメラマンや動画編集、ドローンパイロット業務やナレーターを担当。 人生で影響を受けたものは、映画「ジュラシックパーク」、テレビ「ウゴウゴ・ルーガ」、Flashサイト「EYE4U」、本「聖書」、音楽「L'Arc-en-Ciel」、声優「國府田マリ子」、ラーメン「二郎」。 特技は立ちコロ腹筋ローラー。重い撮影機材を取り回すために筋トレは欠かしません。