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Matterport

【事例紹介】Matterport(マターポート)のビジネス活用

この記事では、店舗や施設などの建物や空間を利用したビジネスを展開している方向に、Matterportのビジネス活用方法とその効果について、実際の導入事例を紹介しながら説明していきます。
業界やビジネスモデル・導入の目的などによって、会社ごとに解決したい課題も違うと思うので、自社にMatterportを導入するならどんな活用方法があるかをイメージしながら、Matterportの導入事例を通して自社にマッチした活用方法を検討してみてください。

Matterport(マターポート)とは

Matterportは「4K3D360度対応の独自カメラでの撮影と、3Dモデルを作成・配信まで一貫して行えるクラウドサービス」です。
複数レンズと赤外線スキャナーを搭載した4Kの高画質カメラで建物の空間内を撮影し、同時にAI機能で撮影画像を自動合成処理して現実空間の3Dモデルを作成することができます。赤外線スキャンで正確な距離を測り、4K対応レンズによって高画質な画像撮影できるので、リアルな店舗・施設が持つ実際の雰囲気や距離感をバーチャルで忠実に再現することが可能です。
Matterportの概要・導入メリットについてはこちら
もともとMatterportは不動産・建築の分野での使用を想定したサービスのため、こうした高精度な3Dモデリング技術が搭載されていますが、そのほかにも多様な機能が搭載されています。Matterportの機能を上手く利用することでさまざまな領域でビジネス活用できるので、実際に多種多様な業界で導入が進んでいます。
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Matterportのビジネス活用方法

まずは、多様な機能を搭載するMatterportの具体的な活用方法についてご案内します。
Matterportの活用方法は大きく下記の3つに分かれます。
1.情報共有
2.記録・保存
3.集客
それぞれがMatterportの機能を活かした活用方法となっておりますので、一つずつ解説していきます。

【情報共有】デジタルシェアで業務効率化

一つ目の「情報共有」は、アナログ情報をデジタルでシェアする活用方法です。Matterportの持つ空間認識の正確性と、素早い画像処理機能を使った3Dモデリング技術によって、社内での情報共有を正確かつ効率化して業務の生産性を向上させます。もともと不動産・建築分野での活用を想定していたMatterportの強みが直接生きる活用方法といえます。
現場に出向かず3Dモデルで状況確認
よく情報共有目的で導入される建設現場などでは、施工中の情報共有を写真や紙の図面などをファイリングするなどして、データの整理に多くの時間をかけないといけないことが多いですが、Matterportを導入することによって、現場に出向かなくても、オンライン上で誰もが現場の状況を詳細に確認することができます。
例えば、ドールハウスプランでは3Dで俯瞰して立体的に、フロアプランでは2Dでいわゆる紙の図面のように把握し、ウォークスルー機能を使えば、実際の現場を歩いて移動しているかのような没入感で、現場を細部まで確認できます。
正確・安全・場所を問わない情報共有
メジャーツールでバーチャル空間内の距離を正確に測ることも可能なので、一度Matterportで現場を撮影して3Dモデルを作成することができれば、沢山の視点かつ正確に状況確認ができます。Matterportはクラウドサーバー上で動くので、スマートフォンやタブレットなど、PC以外のデバイスでも変わらない動作をしてくれるので、場所を問わない情報共有という面で効率的といえるでしょう。

さらに、外部には見せられないような社内設備など、特定の関係者とだけオンラインで情報共有したい場合にも、パスワードで外部からの閲覧ができない状態にすることができるので、セキュリティ面も安心です。
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【記録・保存】デジタルアーカイブでコンテンツを資産化

2つ目の「記録・保存」は、建物や空間そのものの価値をデジタルにアーカイブする活用方法です。この活用方法で代表的な事例は大きく2つあります。一つは美術館などで行われる企画展や空間を生かしたアート作品の展覧会など。もう一つは、国や地域に根ざした歴史的建造物などです。
期間限定アート作品の展示
アート系の企画展などは期間限定のものが多く、その上コロナ禍においては三密を避けるために会場が急遽利用できなくなることもあります。また、これは企業間取引で利用される見本市などの展示会にも言えることですが、企画展当日までに沢山の準備をして、仮にコロナ対策万全でお披露目ができたとしても、展示の期間が終わればせっかく作った企画作品を取り壊さなくてはなりません。

Matterportを導入すれば、こうした時間の制約と場所の制約を乗り越えることができます。企画展を開催する度にデジタル上にアーカイブさせていくことで、その場限りの企画にならず、企画に興味を持った人たちが開催時期や開催場所に関係なく楽しめる状況を作れます。毎回のアーカイブしたMatterportコンテンツが企画展の価値を伝える「資産」となっていくので、ある種コンテンツマーケティングのように、企画のファンを増やしていくことにも寄与するかもしれません。
歴史的建造物が持つ文化的価値の保存
歴史的建造物の記録・保存については、近年の首里城火災の例にもあるように、建物に宿る貴重な歴史を後世に残していくため導入が多いです。建造物にもしものことがあったときの倒壊リスクを考えて行うアーカイブはもちろん、建物を通して国や地域の歴史を語ってくれる貴重なコンテンツの保持という意義もあります。これまで現地に行かないと体験できなかったような「文化的価値」をmatterportによって日本中・世界中に広げることが可能になりました。
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【集客】バーチャルツアーでコンテンツのリッチ化

3つ目は、集客に寄与する「リッチコンテンツ」としての活用です。一般に認知されている集客コンテンツとして有名な事例は、不動産業界での導入ではないでしょうか。特に賃貸物件の内覧をバーチャル化する動きは早くから注目され、リクルート社が運営する不動産ポータルサイト「SUUMO」などではいち早くMatterportの導入を開始していました。他にも結婚式場や大学などの教育施設、旅館・オフィスなども導入事例がありますが、これらの業界に共通することは、常に新規の顧客を獲得することが求められるビジネスモデルだということです。
コロナ禍で難しい内覧・下見・見学
サービス利用者が実際に式場・学校・家・オフィス・旅館を決める意思決定の際には、式場や旅館であれば「特別な時間を過ごすのにふさわしいか」学校やオフィス・家であれば「数年単位で長期間過ごすのにふさわしいか」などという観点で判断することと思います。自社のサービスが持つ建物の空間をベースに成り立っている業界なので、実際のリアルな空間に事前に見学に来てもらって魅力を知ってもらえれば、ユーザーを獲得することにも難しくはないかもしれません。

しかし、コロナの影響で、手軽外出して事前の現地見学を行うことができなくなりました。こうした状況下では、インターネット上での口コミを見いてもらうか、サイト上の写真・テキストなどの断片的な情報での発信が多くなっていきます。これまで現場に来てもらえれば魅力が伝わっていた自信のあるサービスもインターネット上ではあらゆる施策を打つなど工夫をしなければ集客が難しい状況です。
利用イメージを高めて新規顧客獲得
そんな中でMatterportを集客を目的にマーケティングツールとしての機能を活用することができれば、新規顧客を獲得するのに大変効果的です。多くのユーザーが同業他社と比較検討して意思決定していきますが、Matterportであれば、空間全体も細かい箇所も総じて写真に比べてより正確に確認ができるので、利用者の安心感にもつながり、下見に行かなくてもWEB上で即意思決定してもらえる可能性も増えてきます。

さらに、Mattertagという情報タグを利用することでバーチャル空間上のユーザーに伝えたい箇所で既存のWEBサイトのコンテンツを訴求することも可能です。うまくバーチャル空間内のコンテンツを設計することができれば、Matterportの3Dモデルだけで、ユーザーの利用イメージを湧かせることができるようになるので、集客目的のリッチコンテンツとしてのMatterportの活用はかなり有効な手段となると思います。
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Matterportの活用事例

実際のMatterportの導入事例を紹介していきます。

情報共有(デジタルシェア)の事例

まず一つ目の情報共有における事例です。
コーガン社(建築設計)
米国の建築設計のコーガン社では、大規模な航空プロジェクトにおける生産性を高めるために、建物の管理者と請負業者など、関係者と3Dモデルを共有することで現場検証や情報共有を効率化しようという試みでMatterportを導入しました。

結果、コストを20倍削減、既存空間のキャプチャ時間を50%に短縮しました。(Matterport社調べ) これまで撮影の専門家にたびたび頼まないといけなかった業務を手軽に撮影できるMatterportに置き換えることで、コストを大幅に削減し、大規模な空間を把握するためにかなりの労力を必要としていたこれまでの業務が簡単なスキャン動作によって、効率良くキャプチャすることに成功しました。

また、Mattertagを利用して注意が必要なポイントに情報タグとしてテキストやリンクを埋め込むことで、関係者間での情報共有をより正確に行いました。これにより度々現場への訪問をすることなく、関係者間での情報の認識の差異を埋めることに成功しています。
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バイトレ社 (物流倉庫)
弊社で制作した物流倉庫の制作事例です。タグ機能で伝えたい設備のポイントを説明したり、社内の雰囲気を感じてもらいながら、ぼかし機能で個人のプライバシーを守る機能も活用しています。

記録・保存(デジタルアーカイブ)の事例

次に企画展のアーカイブにおける導入事例です。
森美術館「未来と芸術展」
森美術館で行われた展覧会「未来と芸術展」が、国内の美術館へのMatterport導入の先進的な事例として話題になりました。開催当時、企画展がコロナの影響を受け中止が決定、当初の予定よりも1ヶ月早く終了することになってしまったことで、企画展を残すためにMatterportが導入されました。コロナ禍でこの事例を通してMatterportを知ったという方も多いのではないでしょうか。

美術館の企画展は、空間の導線設計を含めて顧客体験を構築しているため、単純に写真だけで残す手段よりも3Dで記録することが適切だと考えて、Matterportの導入を検討されたそうです。美術館のバーチャル空間では、Mattertagで作品の説明動画を埋め込むことで、空間や作品を眺めて体験するだけでなく、作品のストーリーまで深く知ることができるような工夫もされており、Matterportの機能をフル活用している事例です。
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BEAMS社(食玩ジャパン)
弊社で制作した企画展の事例です。BEAMS JAPANとバンダイの食玩事業とのコラボで「食玩ジャパン」というイベントを開催。食玩の魅力を発信しました。特定の商品には、Mattertagに動画を埋め込むなど、企画展に興味を持ったユーザーとのコミュニケーションを重視して、バーチャルショッピングも楽しめるように制作しました。
BEAMS社(銭湯のススメ。)
こちらも弊社で制作したBEAMS JAPANのコラボ企画による企画展の制作事例です。牛乳石鹸共進社株式会社とタッグを組んで、銭湯の素晴らしさを伝える「銭湯のススメ。2021」というイベントを開催(2021年4月23日(金)〜9月15日(水)の期間開催中)。店舗とオンラインでそれぞれ、オリジナルのコラボアイテムが購入できるようになっています。Matterportのバーチャル空間で興味がそそられた方は、ぜひ実際の店舗にも足を運んでみてください。

集客(バーチャルツアー )の事例

次に集客目的のバーチャルツアーの導入事例です。
ヴァカサ社(不動産)
米国の不動産会社ヴァカサ社は自社のブランドをオンラインで差別化するために、オンライン上での認知度の向上・消費者体験の向上を目指して、マーケティング施策の一環としてMatterportの導入を決めました。

結果、Matterportのバーチャルツアーを導入した物件ではオンラインでの顧客満足度が15%増加し、物件のオンライン上での占有率が14%増加。さらに50%の在庫増加をサポートしています(Matterport社調べ)。ユーザー側が物件の内覧予約前により現実に近いMatterportのバーチャル空間を提供することでより適切な期待値を持ってもらうことができ、リモートの営業部隊にとってもまるで実際の現場の物件にいるかのようにユーザーの問い合わせに答えることができることが利点とのこと。

バーチャル空間を事前に体験してもらうことで、消費者側にとっても顧客満足度が高まり、提供者側にとっても効率よく適切に自社サービスの価値を訴求できており、Matterportの代表的なマーケティング活用事例といえます。
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社内ミーティングスペース
弊社所有のミーティングフロアをデモ制作しています。画面左下の再生機能を押すと、自動で3Dモデルをドールハウスからフロア、ウォークスルーまで体験できるようになっておりますので、ぜひ体験してみてください。

Matterportの撮影・コンテンツ制作はPEACEへ!

Matterportで3Dのバーチャルコンテンツを制作される際は、何を目的に導入するかを事前に考えておくことが重要です。Matterportには多くの機能が備わっており、業界によって活用方法も様々です。自社サービスに合った活用方法を学び、様々な制作事例を参考にした上で、Matterportのビジネス活用を検討するといいでしょう。

PEACEではMatterportの撮影からコンテンツ制作までを一括で承っております。企業様のご要望に合わせたMatterportの活用方法をご提案できますので、ご興味のある方はぜひお問い合わせください。

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