34年間の地域への感謝を込めたイオンモール川口閉店イベント

2018年8月17日(金)~18日(土)、埼玉県川口市にある「イオンモール川口」にて、「段ボールプロジェクト」を実施しました。
イオンモール川口は、GREEN CITY川口として誕生してから34年が経ち、現役最古のイオンモールとして、建物の老朽化などから2018年8月末をもって閉店する事になっていました。
そこで「34年間の地域への感謝」を込めて、「段ボールプロジェクト」イベントを実施する運びとなったのです。
イベント自体は何と参加費無料!!更に作った段ボールハウスをご自宅に届ける配送費も全てイオンモール川口さん負担!!という何とも太っ腹なイベントで、夏休み期間ということもあり、家族連れの参加者が大勢集まってくださいました。
(一時は30分の待ち時間が出る状態に)

開始直後で満席に!

段ボールプロジェクトとは?

そもそも、段ボールプロジェクトとは、
一人一人に渡される段ボールハウスのキットを、ボンドやのり、テープなどで形にしていき、出来上がったら、屋根や壁面などを自分なりにデコレーションしていくワークショップ型のイベントです。完成した段ボールハウスは、みんなで共有するジオラマ用のテーブルに並べて、大きな街を作っていくというのが大まかな流れになります。
ジオラマの中には、これまた段ボールで作ったWEBカメラ内蔵の電車が走っており、出来上がっていく街の様子や、子どもが遊んでいる姿などがモニターに映し出される仕組みになっています。

街が出来上がっていくジオラマテーブル

WEBカメラ内蔵の段ボール電車で遊ぶ子ども

親子の共同作業

作り始め最初のうちは、子どもがはしゃぎながら段ボールハウスを組み立てていき、親が指示をしたりサポートしたりと見守っているのですが、時間が経つにつれて徐々に作業が大人へとバトンタッチ。そして、出来上がった段ボールハウスの骨組みをデコレーションしていく時には、親子で「あれが良い、これが可愛い」と、共同作業で作り上げていく家族の姿が多く見られました。
家庭用ゲーム機やスマートフォンなど、便利で楽しい様々なゲームが出回っている中、親子で(場合によっては親子三世代で)共同作業で段ボールの工作をする、一見古臭いようですが、実は、現代社会の中においてはほとんど「見られなくなった、体験できなくなった」コミュニケーション要素が、この段ボールプロジェクトには詰まっているのだと思います。

その場でシェアする感覚

出来上がった段ボールハウスは、イオンモール川口さんを中心にしたジオラマテーブルに配置していきました。時間が経つにつれ、子どもたちが作って完成させた段ボールハウスが増えていき、街が出来上がっていく感覚を参加者みんなで共有(シェア)できます。これもまた、アナログの手作り感、手触り感など、デジタルにはない味があって、喜び・感動も一入でした。

2日間で200個以上の段ボールハウスが出来上がり、当初用意していたテーブルには置ききれず、急遽即席のテーブルを作って街を拡大。
その場にしかない様子や匂いを、目で見て、触れて、聞いて、そして親子や参加者同士のコミュニケーションを活発にする。現代社会のタイムライン(時間軸)で消費される情報ではなく、一つのオブジェにストーリーがあり、価値のある体験を記憶に残す、その場でシェアするアナログの新しい感覚。自分の手で作ったものを、参加者同士で共有できることが「段ボールプロジェクト」の魅力なのだと、今回のイベントを通じて改めて感じました。
また、次のイベント機会があれば、さらに記憶に残るイベントとしての細部の精度を高めていきたいと思っています。

イベント終了後には3F展示室へ

段ボールプロジェクトについて詳しい情報はこちらにも掲載しています。

WORKS
卸町段ボールプロジェクト